カルモ鋳工株式会社様

カルモ鋳工株式会社様

カルモ鋳工株式会社では、現在9期生の技能実習生を受け入れています。新たに受け入れた技能実習生たちの指導は、先輩技能実習生を介することができ、スムーズに研修が行われています。

1944年に創業し、鉄道車両、自動車、電気機器などの関連部品の製造を手掛けるカルモ鋳工株式会社。2007年から受け入れを開始し現在9期生、述べ20人以上技能実習生を育ててきました。技能実習生の受け入れにも慣れ、組合とも良い信頼関係を築いています。10年近く技能実習生を受け入れているのは、技能実習生たちの意欲の高さや組合のサポートに大変満足している為です。そんな中で技能実習生に対応する高橋常任顧問、2年間、カルモ鋳工で研修を受けているチャンさん(22)とカイさん(25)に話を聞きました。

企業側の目線

ベトナムの技能実習生が多くなるにつれ、技能実習生同士のコミュニティが形成されました。先輩の技能実習生が後輩の通訳をしてくれますが、ほとんどの場合、「ゆっくり話せば通じる」とコミュニケーションのコツをつかんでいます。

いろいろな金属部品を製造しているカルモ鋳工。それぞれの部品にとにかく厳しい基準、生産能力が求められます。
「どんな作業もいとわず習得していく正確性、スピード、勤勉さ、その姿勢にはとても関心している」と高橋顧問。

技能実習生側の目線

「日本語が分からない時に誤った日本語で誤解を招いてしまったり、自分の思ったことがうまく伝わらないことに憤りを感じた。分からないことを説明するのも大変だったけれど、指導者の方も一生懸命自分の言いたいことを理解し、最後まで分かるまで根気よく説明してくれたからとても親切だと感じました」とカイさん。

インタビュー中のこぼれ話

ー プライベート編
一戸建て住宅を寮にしているカルモ鋳工。庭があるため技能実習生たちが自家菜園をすることもできるという利点があります。
そんな中、年に何回かある飲み会や慰安旅行では沖縄に行くこともあります。
「普段仕事で疲れているし、家族と遠く離れて生活し、唯一近い存在である会社の人と楽しい時間を共有できるのが嬉しい」とカイさん。
カルモ鋳工の近辺には阪神金属協同組合から管理している他社の技能実習生も多く、休日は技能実習生同士が集まってサッカーやお花見、宴会などをすることもあります。
「地域のお祭りや年2回あるゴミ清掃には積極的に参加し、明るくまじめな姿に地域の人たちの評判もとても良いです」。
ー こんなときに助かった組合の対応
体の不調で一時、入院していたというチャンさん。企業側では技能実習生がいざ病気や体調不良になって病院にかからなければならなくなった時、組合の人が付き添ってくれるのはとても安心です。組合から診察状況を細かく説明し状況報告もしっかりしてくれるのでとても助かるそうです。
入院先で落ち込んでいたチャンさんは「入院中、母国から遠い日本の病院ですごく心細くなったけれど、会社の人や組合の人がいつもお見舞いに来てくれて、気遣いの言葉をかけてくれ、病院の看護師さんや医者の対応もとても親切で感動した」と当時を振りかえりました。その後元気になったチャンさんは迷惑をかけてしまったという気持ちから企業に貢献しようとより一生懸命、実習に打ち込んでいます。
それ以外にも組合の細やかな対応がありがたいそうです。例えば定期的に技能実習生の受入れ状況を確認する監査などがあります。組合側も「法令順守の徹底」に重きを置いている為、組合の指示に従えば企業の社会的責任も果たせるため、大変安心感があります。
ー エピソード
寮生活について、先輩・後輩で住んでいる為、来たばかりの技能実習生はスーパーやゴミの出し方など、生活に関するルールは先輩が教え、寮長も輪番で決めています。
高橋さんが寮を訪れると、庭に空心菜や唐辛子などの野菜が栽培されていたり、ポリ箱が植木鉢代わりになっていたりと生活力のたくましさを感じられる一面もあります。
また、ベトナムではカエルや川魚を食べる習慣があるため、池や野山にいるカエルを取ってきて料理に使います。そのため、食事に招かれた時、食べることを勧められるというケースはどこの企業でもよくある話です。
飲み会やレクレーションではベトナム人は明るく陽気な国民性なため、雰囲気が楽しくなり他の社員もより一層盛り上がるそうです。

企業、技能実習生の今後

ベトナム人の技能実習生を受け入れてから、正確さスピード、品質に対する日本人社員の意識もより向上しました。「最初は、技能実習生の受け入れを半信半疑だった社員も、今では全員が技能実習生はとても大切な仲間だと考えています」と高橋さん。
一方技能実習生は「日本での経験を活かして日系企業に務めたい」とカイさん。チャンさんは「貯めたお金で日本に留学して日本語能力検定のN1を取得したい。将来は学んだことを活かした仕事ができれば」と夢を語りました。

企業プロフィール

会社名 カルモ鋳工株式会社
設立年 1949年6月28日
代表者 代表取締役 髙橋直哉 様
ご担当者様 常任顧問 髙橋勝彦 様
住所 兵庫県神戸市西区高塚台3丁目1番45
事業内容 非鉄金属鋳物製造業
主要商品 自動車用試作エンジン部品、船舶、車両用部品
従業員数 52名
URL http://karumo.com/
実習生について
国籍 ベトナム
受入開始月 2007年6月
採用人数(累計) 26人
受入職種 鋳造

阪神金属協同組合

〒650-0015
神戸市中央区多聞通5-2-15 丸久ビル3F
TEL:078-366-2887 /  FAX:078-341-2889

〒732-0807
広島市南区荒神町5-8 キャッスル林2F
TEL:082-568-7131

組合概要