株式会社河田鉄工所様

株式会社河田鉄工所様

業務統括である河田常務取締役は「何もかも不安だらけだったけれど、『ベトナム人はとにかくまじめで、一生懸命だ』という他企業の意見に思い切って受け入れを決めました」と受け入れ当初の心境を語りました。実際に受け入れてからはどうだったのでしょうか。

株式会社河田鉄工所は、1935年に創業し、球面加工と研削、建設機械や自動車など重要パーツの生産を得意とする企業です。他企業からの紹介で技能実習生の受け入れは2011年から開始し現在6期生、合計16人を受け入れています。今、河田鉄工所で実習している技能実習生は8人です。
今回は、タムさん(22)、リンさん(21)、二ーさん(24)、カーさん(27)の技能実習生にお話を伺いました。女性技能実習生を採用しているならではのエピソードを伺えました。

企業側の目線

技能実習生の指導を行った製造部課長の中本悦夫さん。
「最初はどうしても言葉の弊害がありました。でも、とにかくゆっくりしゃべるようにして、身振り手振り指導してなんとか伝わりました。技能実習生からも覚えようとする姿勢がよく伝わり私自身も触発されて一生懸命教えました。その後は覚えた作業を根気よくきっちりやってくれ、勤勉で向上心もあるので本当にいろいろな姿勢に関心する日々が続いています」

その後は、2期生、3期生になるにつれ先輩後輩の関係ができ、新しい技能実習生に先輩がフォローしたりすることもできるようになりました。明るく熱心なその姿勢は社内でも評価が高く、技能実習生はなくてはならない存在になっています。

技能実習生側の目線

作業を覚えるのに苦戦するというのはもちろん、今自分が何を作っているのか、作業結果の良し悪しの判断基準が分からないというのが技能実習生側に多い意見です。
そんな中で、丁寧に指導してくれることは技能実習生たちにとってもありがたいことです。
「専門用語や専門の機械は指導者の方が身振り手振り、時には絵を書いて教えてくれ、理解できるよう工夫してくれた。いろいろな気遣いにとても感謝している」とニーさん。
はじめの頃に大きなミスをしてしまったタムさんは「自分のミスが原因で同じラインの社員とケンカをしてしまい、辞めさせられて帰国しないといけないかもという不安にかられていましたが、仲介役のリーダーがミスの原因追究を徹底してくれて、どうしてミスが出たか丁寧に説明してくれました。不安も、憤りもあったけど、フォローしてくれてすごく心の支えになりました」と、作業を覚えるまで、苦労した思い出を語っていただけました。

インタビュー中のこぼれ話

ー プライベート編
女性の技能実習生は寮に帰ってからは自炊したり、休日に日本人の社員たちと一緒に家で女子会をすることを楽しみにしています。
「とっても美味しい、けれど高くで自分では買えないお菓子を差し入れてくれるのがすごくうれしい」とリンさん。近所のおじいちゃんやおばあちゃんがおすそ分けをくれたりするそうです。挨拶ができて礼儀正しい技能実習生たちは地域の人たちとも自然に交流しています。
ー こんなときに助かった組合の対応
アクシデントや細かな疑問や悩みも直ぐに対応してくれる組合スタッフは技能実習生にとってとても大きな存在になっています。
「組合の人たちはどんな時も親切で安心感を持てる家族のような身近な存在です。プライベートな相談事や手続き関係で書類が分からなくても、SNSやラインで写メールを送れば直ぐに対応してくれます」とリンさん。
「銀行の契約の時に印鑑を忘れてしまった時、組合の人が急いで印鑑を用意してくれて、その時汗いっぱいに一生懸命対応してくれる姿に感動しました」とタムさん。
いつでも親身になって、技能実習生をサポートすることが技能実習生たちの心のサポートにもなっているようです。
ー エピソード
ベトナムからはるばる日本にやってくるということで、河田鉄工所では不動産の手配から通勤等の自転車、一通りの生活用品を用意しました。女の子に関しては特に気を使って河田常務がご夫妻で洋服や食器などを用意されたそうです。
「日本に来たら部屋だけでなく、食器や服などいろいろな生活用品を用意してくれていて、その細やかな気遣いに感動しました」とカーさん。
河田常務をはじめ、指導者の中本さん、山下さんも技能実習生を自分の子供のように思い、よく寮に遊びに行っているそうです。
河田常務は「私の誕生日を覚えてくれていて料理が好きな女子技能実習生が私達夫婦を招いてくれた。日本人に合わせてくれた料理を出してくれたもてなしがとてもうれしかった。自分の娘や息子のような存在でもあるのでベトナムに帰らずずっと日本で働いてほしいという気持ちも強くなってきます」と心温まる思い出をたくさん語っていただけました。

企業、技能実習生の今後

「主な加工作業だけなく、検品という一見単調でも重要な作業を根気よくしっかりやってくれます。実習生と共に作業工程を見直し、品質が安定するようになりました。納品先から品質が良くなったという高い評価をいただけるようになり、信頼度も向上し、技能実習生の存在に本当に感謝しています」と中本さん。
社員同士のコミュニケーションがとても円満になっただけでなく、技能実習生の仕事に対する姿勢から職場の士気全体もアップしました。

企業プロフィール

会社名 株式会社河田鉄工所
設立年 1951年10月4日
代表者 代表取締役社長 河田 豊
ご担当者様 常務取締役 河田 信生
製造課長 中本悦夫
製造課長 山下哲也
住所 兵庫県神戸市西区見津が丘1-3-6
事業内容 金属加工業
主要商品 油圧機器部品、自動車部品
従業員数 67名
URL http://www.kawata-tec.co.jp
実習生について
国籍 ベトナム
受入開始年月 2011年3月
採用人数(累計) 20人
受入職種 機械加工

阪神金属協同組合

〒650-0015
神戸市中央区多聞通5-2-15 丸久ビル3F
TEL:078-366-2887 /  FAX:078-341-2889

〒732-0807
広島市南区荒神町5-8 キャッスル林2F
TEL:082-568-7131

組合概要